■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ 「葡萄酒倶楽部通信」13th ボトル 1999.1.14発行部数1948部 □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ +---13thボトル 目次--------------------------------------------- | 1.新着ワイン | ■シャトー ブラネール デュクリュ '76(Branaire Ducru) | 2.曽根のちょっといい話 | ■Chル・ベルナルド、オーナーと会食 | 3.曽根おすすめワイン | ■オート コート ド ニュイ '96 (グロ・フレール・エ・スール) | 4.フランスワイン講座 | ■第13回:フランスのワイン産地を知ろう | 〜ブルゴーニュワイン(8)コート・シャロネーズ〜 | 5.葡萄酒倶楽部からのお知らせ | ■本年もよろしく! +-------------------------------------------------------------- +-------------------------------------------------------------- | 1 | 新着ワイン +-------------------------------------------------------------- ■シャトー ブラネール デュクリュ '76(Branaire Ducru) ACサンジュリアン 4級 貴重なボルドーオールドヴィンテージ。新春特価で登場です。ブラ ネール・デュクリュは有名なシャトー・ベイシュベルの向にある、 通好みのシャトー。R・ダールの小説「味」の中でブラインド・テ イスティングの題材にされたことでも良く知られています。状態良 く保存されていたことを伺わせる、エッジのマホガニーカラー。ワ イン全体は中程度の濃さを保ち、いまがピークであることを示して います。香りの第一印象はトースティー、徐々に華やかな香りも感 じられます。味わいはなめらかでタンニンと酸が調和しています。 (\8500) +-------------------------------------------------------------- | 2 | 曽根のちょっといい話 +-------------------------------------------------------------- ■Chル・ベルナルド、オーナーと会食 昨年11月、当店でおすすめしているメドックのプチシャトー、Chル・ ベルナルドのオーナー、武藤富士子さんが来日されました。輸入元 様よりご招待を受け、近所のフレンチ、る・ぽとふのシェフと一緒 に東京に出向きました。武藤さんの第一印象は上品なご婦人という 感じ、一見その雰囲気からはシャトーを切り盛りしワインづくりに 従事しているとは思えません。ところがワインの事を話し出すと、 その印象は一変します。いつまでもつきぬエネルギッシュなしゃべ り。キリッとした雰囲気。さすがにシャトーのクオリティーを7年 間で銀賞を獲得するほどまでにあげた、信念と心意気を感じさせま す。いくつかのおもしろいエピソードが聞けました。その中の一つ にクリュ・ブルジョワのはなしがありましたので、紹介します。あ る方が「どうしてベルナルドはクリュブルジョワを名乗らないのか ?ブルジョワであるほうが販売しやすい。」と質問をしました。武 藤さんは「今のところ名乗るつもりはないし、ブルジョワの共同組 合に加盟するつもりはない。なぜなら、組合に加盟していないシャ トーもクリュ・ブルジョワを名乗っているし、中身がそれに値しな いシャトーもあるように思われる。また、ブルジョワを名乗るのに は何の法的保証もいらない。ある時メドックと対岸の本来ブルジョ ワの呼び名のないシャトーが勝手に、ブルジョワを名乗り裁判沙汰 になったが勝ったのはシャトーの方。このようにブルジョワを名乗 ることは品質とは無関係で、敢えて名乗る必要はない。しかし、要 望が多ければいつかは名乗らなければならないかも・・・」ウーン 私が持っていた印象では、ブルジョワを名乗るには厳しい審査があ りそれにパスしたものだけができると思っていました。これからは ブルジョワだからといって、100%信用しないでクオリティーをよく 確かめるようにしなければ・・・。また、日本のジャーナリズムで はこの点がうまく表現されていないのでは?と思いました。どうし てもブルジョワは、格付けシャトーに次ぐ格付けを法的にされた存 在、ととられそうな記述が多いと感じます。よくよく本を細かく読 むと「組合に入っていないシャトーが勝手に名乗っているところも ある。」と書いてあったりして。もっともっと勉強してみなさんに 正確な情報をお伝えしなければ・・と決意を新たにしました。武藤 さんは他にも、畑での作業の大変さや、農薬にかかる莫大な費用、 葡萄の搾りかすから造ったマールのはなしなど、楽しく興味深く、 為になるはなしをたくさんして下さいました。別れ際に「今度は是 非ボルドーでお会いしたいです。」といいますと「軍手を1ダース 持参して下さい。若い男性には畑仕事が待ってます。」いつになる かはわかりませんが、絶対絶対行きますね!武藤さん! +-------------------------------------------------------------- | 3 | 曽根おすすめワイン +-------------------------------------------------------------- ■オート コート ド ニュイ '96 (グロ・フレール・エ・スール) Hautes Cote de Nuits (Gros Frere & Soure) ヴォーヌ・ロマネ村の名門ドメーヌ、グロファミリーの一つ。ジャ ン・グロの次男ベルナールが経営するドメーヌ。若々しいピノ・ノ ワールを味わうには格好の品。このクラスとしては濃い目の、紫が かった赤。凝縮したカシスやラズベリーの香り。タンニンは中程度 で濃さの割に比較的飲みやすいワインです。価格的に近いネゴシア ン物のACブルゴーニュを飲むなら、こちらを試したほうが間違いな くお買い得です。 (\2500) +-------------------------------------------------------------- | 4 | フランスワイン講座 +-------------------------------------------------------------- ■第13回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(8)コート・シャロネーズ〜 ○銘醸畑が連なるコート・ドール地区を前回迄に紹介しましたが、今 回はその南に位置する、コート・シャロネーズです。ここには四つ の主要な地区があり、それ以外に一番北にアリゴテ種で造った白ワ インで有名なブーズロン地区があります。 ○ブーズロン(Bouzeron) コート・シャロネーズの一番北に位置する小さな村です。ここで有 名なのはアリゴテ種から造る白ワインで、ブルゴーニュ・アリゴテ ド・ブーズロンという独自のACも持っています。以前にも紹介した とおり、ここの生産者としては、ロマネ・コンティの共同経営者、 アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ(A et P de Villaine)が有名で、 アリゴテ種とは思えない芳醇でふくよかな白ワインを生産していま す。(在庫あります \2000) ○リュリー(Rully) 白、赤両方のスティルワインとクレマン・ド・ブルゴーニュと呼ば れるスパークリングワインも生産しています。私が飲んだ中で印象 深い物は、ドメーヌ・ド・ラ・ルナルド(Domaine de la Renarde) のリュリー・ヴァロー(Rully Varot1級畑)。赤はピノの特徴を良 く示した、アロマに富むなめらかなミディアムボディー。白はやや ハーヴがかった香りを持つまったりとしたコクのある辛口ワイン。 ○メルキュレ(Mercurey) 赤、白とも生産されていますが、ほとんどが赤ワイン。コート・シ ャロネーズで最もスケールが大きく力のあるワインを生産していま す。ここでの注目される生産者は、アントナン・ロデ(Antonin Ro det)、ミッシェル・ジョイヨ(Michel Juillot)などがあります。 ○ジヴリ(Givrey) 赤、白ともに生産されていますが、ほとんどは赤です。デリケート な香りを持つ、風味の良いピノノワールが特徴。それほど著名な生 産者はありませんが、先日名門ルイ・ジャド(Louis Jadot)のジヴ リを飲みました。フランボワーズやカシスの香りが顕著で、タンニ ンはやや荒い印象がありましたが、そのワインが時間と共に徐々に 開いていく感じは非常に楽しめました。(在庫あり、\4000) ○モンタニー(Montagny) ここは、他の村とちがってシャルドネから造られる、白のみを生産 しています。肉付きが良く、芳醇で、アーモンドの香りを持ちます。 ここでは、有名なネゴシアン、ルイ・ラトゥール(Louis Latour)や 先述のアントナン・ロデ等が高い品質のワインを生産しています。 +-------------------------------------------------------------- | 5 | 葡萄酒倶楽部からのお知らせ +-------------------------------------------------------------- ■プリムールの確認ご入金ありがとうございます。まだ確認のメール がないお客様、お早めにメール下さい。確認頂いたお客様1/25迄に お振り込みをお願いします。今年も皆さんにお得で正確な情報、そ して美味しいワインをご提供できるようがんばりますのでよろしく お願いします。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ワインに関するご質問、レポートお待ちしています! 都道府県名 お名前(ニックネーム可) もご記入ください。 都道府県名 お名前(ニックネーム可)と記事の内容は、葡萄酒倶楽部 通信、およびホームページでのバックナンバーに掲載されます。あら かじめご了承ください。 お送りいただいた方の中から抽選で毎月1名に最新式ソムリエナイフ を差し上げます。 --------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) 購読の解除は、http://www.tetto.com/sone/で行えます。 バックナンバーも、http://www.tetto.com/sone/で入手できます。 --------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 発行: 葡萄酒倶楽部店主 曽根克則 (ワイン&リカーズSONE) E-Mail sonevin@mail.chabashira.co.jp 葡萄酒倶楽部 http://www.tetto.com/sone/ 美味い地酒あります http://www.tetto.com/ponshu/ 静岡県藤枝市駅前2丁目14−23 TEL 054-641-1030 FAX 054-644-3881