■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ 「葡萄酒倶楽部通信」11th ボトル1998.10.26発行部数1466部 □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ +---11thボトル 目次--------------------------------------------- | 1.新着ワイン | ■甲州樽熟'96 まるき葡萄酒(山梨・勝沼) | 2.曽根のちょっといい話 | ■晩秋の勝沼 | 3.曽根おすすめワイン | ■タランゴ '97 ブラウンブラザーズ | 4.質問コーナー | ■コルクにカビが・・・ | 5.フランスワイン講座 | ■第11回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(7)コート・ド・ボーヌ2〜 | 6.葡萄酒倶楽部からのお知らせ | ■美味い地酒あります | +-------------------------------------------------------------- +-------------------------------------------------------------- | 1 | 新着ワイン +-------------------------------------------------------------- ■甲州樽熟'96 まるき葡萄酒(山梨・勝沼) いい話でも書いてますが、先日ワイナリー見学に行って大好評だっ た辛口白ワインです。勝沼産の甲州種を100%使用し、フランス産の オークの小樽で寝かしたもので、最近の甲州ワインのはやりとも言 えます。得てして、樽の風味が強すぎて、本来の甲州種の良さが生 かされない場合が多くありますが、このワインは樽の香りと甲州の 香り、樽から来る味と、甲州種のタンニンがマッチした。ミディア ムボディーの辛口ワインになっています。和食との相性も良く、薄 味の鍋物などと美味しくいただけるワインです。 (\1800) +-------------------------------------------------------------- | 2 | 曽根のちょっといい話 +-------------------------------------------------------------- ■晩秋の勝沼 去る、10月18日に勝沼、まるき葡萄酒に工場見学に行ってきました。 メンバーは藤枝、焼津近辺のお客様(お店の)です。この日は台風 がうろうろしてまして、前日まで非常に心配な状況でした。当日も 朝、出発するときは小雨が降っていまして、道中も雨模様でした。 しかし河口湖の手前まできたところで、急に天気が良くなり、まず は一安心。富士山の山肌を眺めながら、バスは太宰治の天下茶屋で 有名な御坂峠を越え、甲府盆地へ・・・。山沿いの道を10分ほど走 ると、まるき葡萄酒へ到着です。この日は日曜日、しかも勝沼町主 催の市民マラソンも開催されているということもあり、社長が案内 をして下さいました。まずは、2Fのプラスワンホールへ、ここは まるき葡萄酒がワイン好きの人たちに開放している場所で、まるき のワインを使ったイベントには、条件次第で貸して下さいます。結 構広く50人ぐらいは収容できます。実は僕もまるきに勤めていた頃 には、仲間とワインコンサートを開いたことがあります。(フォー ク系)また、まるき自体が高台にあることもあって、見晴らしは最 高!勝沼が一望できます。しばらく景色を眺め、さあ、工場見学で す。まずは収穫してきた葡萄を処理する、通称「仕込み場」です。 除梗、破砕をする「アモス」という機械や、有名な圧搾機「ヴァス ラン」などの説明を受けました。次に仕込み場の真下にある、工場 へ、まるきでは搾った果汁を落差でここのタンクへ送り込みます。 工場内はなんとも言えない甘ーいかおりが漂っています。それだけ でもう酔ってしまいそうです。容量が10,000リットルほどのタンク が何本も立ち並んでいます。「これが、うちの看板商品を造る機械 です。」社長が指さす先には、逆浸透膜で果汁を濃縮する機械があ ります。「うちが実用化第一号だったんですよ。」そうです。まる きの社長の雨宮義人氏は、ワイン通であると同時にアイデアマンと しても有名です。ワイン関連商品をいくつも考え出しています。 「それでは、次は瓶詰め場へ・・・」(ここから先は次回の通信で) +-------------------------------------------------------------- | 3 | 曽根おすすめワイン +-------------------------------------------------------------- ■タランゴ '97 ブラウンブラザーズ (Tarrango Brown Brothers) オーストラリア ヴィクトリア州 ”タランゴ”なんじゃそりゃ?という感じですが、これ葡萄品種の 名前です。オーストラリア独自の新品種で赤ワインですが渋みはほ とんどなく、香りは華やかで、フレッシュ&フルーティーといった 感じ。甘口ではありません。いままで、甘いワインしか飲んだこと ないけど辛口の赤を・・・と考えている人。また、全くのワイン初 心者に是非、試して頂きたいワインです。もちろん飲み慣れた人の 興味もそそるおもしろい味わいですよ。 (\1500) +-------------------------------------------------------------- | 4 | 質問コーナー +-------------------------------------------------------------- ■キャップシールをはずしたときに、コルクの上にカビが付いている ことが良くあります。果たしてこのワインは飲めるか否か?という 質問を頂きました。 □こういう状態はドイツワインには良くあります。結論からいいます とまず、中身は大丈夫だと思いますので、コルクが変に緩くない限 りは、気になる汚れをティッシュなどで取り除き飲んで良いと思い ます。なぜ、このようになるかといいますと、これは、ワインが少 し漏れてコルクとキャップシールの間につきそれにカビが生えたも のです。大体ヨーロッパ産のワインはコルクと液面との隙間があま りないように詰められています。ですので、温度が高いところにお いたりすると、ワインが膨張し漏れてしますのです。特に甘口のド イツワインの場合、膨張する率が高く、特に温度が高いところにお かれなくても漏ってしまうことが良くあります。ですから、液量が 極端に少ないとかラベルがワインでひどく汚れているとかいうこと がなければ、特に問題ないと思います。また、ワインが漏れていな い場合でも湿気と寒暖の関係でカビが生えることもあります。 +-------------------------------------------------------------- | 5 | フランスワイン講座 +-------------------------------------------------------------- ■第10回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(7)コート・ド・ボーヌ2〜 ○ムルソー(Meursault) 赤、白を産出していますが、ほとんどは白ワインです。特級畑はあ りません。著名な1級畑は、シャルム(Charmes)、ペリエール(Perr ieres)、などがあります。ナッツの香りを顕著に感じる印象的な香 りをもちます。 ○ブラニイ(Blagny) AOCとしては、赤ワインがあります。場所としては白ワインも生 産していますがムルソーとか、次のピュリニ・モンラッシェの名称 で出されています。赤も白も強い個性を持つワインです。 ○ピュリニ・モンラッシェ(Puligny Montrachet) 赤と白のAOCがありますが、圧倒的に白が多く、世界的に名高い 辛口白ワインの銘酒を多数、生み出すむらです。特級畑は以下の4 つがあり、いずれも白ワインです。モンラッシェ(Montrachet)、バ タール・モンラッシェ(Batard-Monrachet)、ビアンヴニュ・バター ル・モンラッシェ(Bienvenues Batard-Monrachet)、シュバリエ・モ ンラッシェ、(Chevalier Monrachet)。モンラッシェは優雅で、力 強く香りは豊か、長い熟成に耐えます。辛口白ワインの最高峰とも いわれます。・・・値段も最高峰ですが。 ○シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne Montrachet) 赤と白を生産し、赤のほうが少し多く造られています。前のピュリ ニからまたがる特級畑、モンラッシェとバタール・モンラッシェが あるほか、この村独自の特級畑としてクリオ・バタール・モンラッ シェ(Criots Batard Monrachet)があります。やはりこれも白です。 村名AOCの白は、ピュリニよりもやや柔らかく軽いといわれます。 ○オーセイ・デュレス(Auxey Duresses) 生産量の1/3が白で、残りが赤です。1級畑があり、それらでは 赤ワインが生産されています。かの有名なDRCの共同経営者、ル ロワの本拠地があることで知られています。 ○サン・ロマン(Saint Romain) 赤と白が生産されています。特級、一級の畑はありません。白ワイ ンのほうが評判が良いようです。 ○サン・トーバン(Saint Aubin) 赤、白が生産されています。1級畑があります。隠れた名産地の一 つといわれ、価格と味のバランスがとれたものがだされています。 ○サントネ(Santenay) 赤と白がありますが、ほとんどが赤ワインです。1級畑があり、ラ ・コム(La Comme)や、ボールガール(Beauregard)等が有名です。 以上駆け足で、コート・ドールの各村を紹介しました。本当はもっと 詳しい特徴なども書けばよいのですが、それは各村のワインを味わい その都度、レポートしようと思います。またこれらのAOC以外にも コート・ド・ニュイ・ヴィラージュやコート・ド・ボーヌ・ヴィラー ジュなどもあります。 +-------------------------------------------------------------- | 6 | 葡萄酒倶楽部からのお知らせ +-------------------------------------------------------------- ■おかげさまで読者数が1000人を突破しました。ありがとうございま す。これからもがんばりますので、皆様からのご意見、ご感想お待 ちしています。やっと涼しくなってきました。ワインの美味しい季 節到来です。と同時に日本酒も飲みたくなりませんか? というわけで地酒のお店、 「美味い地酒あります」http://www.tetto.com/ponshu/ もオープンしました。暇があったらのぞいてやってください。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ワインに関するご質問、レポートお待ちしています! 都道府県名 お名前(ニックネーム可) もご記入ください。 都道府県名 お名前(ニックネーム可)と記事の内容は、葡萄酒倶楽部 通信、およびホームページでのバックナンバーに掲載されます。あら かじめご了承ください。 お送りいただいた方の中から抽選で毎月1名に最新式ソムリエナイフ を差し上げます。 --------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) 購読の解除は、http://www.tetto.com/sone/で行えます。 バックナンバーも、http://www.tetto.com/sone/で入手できます。 --------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 発行: 葡萄酒倶楽部店主 曽根克則 (ワイン&リカーズSONE) E-Mail sonevin@mail.chabashira.co.jp 葡萄酒倶楽部 http://www.tetto.com/sone/ 美味い地酒あります http://www.tetto.com/ponshu/ 静岡県藤枝市駅前2丁目14−23 TEL 054-641-1030 FAX 054-644-3881