■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ 「葡萄酒倶楽部通信」10th ボトル 1998.10.15発行部数954部 □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ +---10thボトル 目次--------------------------------------------- | 1.新着ワイン | ■ドメーヌ・ド・ベイシュベル'95(Domaine de Beychevelle) | 2.曽根のちょっといい話 | ■ヒュー・ジョンソンの番組 | 3.曽根おすすめワイン | ■サンジョヴェーゼ'97 ラ カライア | 4.質問コーナー | ■無添加ワインて何? | 5.フランスワイン講座 | ■第10回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(6)コート・ド・ボーヌ1〜 | 6.葡萄酒倶楽部からのお知らせ | ■プリムールありがとうございます。 | +-------------------------------------------------------------- +-------------------------------------------------------------- | 1 | 新着ワイン +-------------------------------------------------------------- ■ドメーヌ・ド・ベイシュベル'95(Domaine de Beychevelle) フランス ボルドー・スーペリュール このワイン、有名なサンジュリアンのシャトー・ベイシュベルとは 無関係です。それどころか、ボルドーでも最も古いエステートの一 つで、その一部が15世紀と16世紀にまで遡るシャトーを持ちます。 ACはボルドー・スーペリュールですが、クラスを超えた深い味わい があります。凝縮した果実の香り、樽から来るトースト系の香り、 力強くがっちりとしたタンニン。厚みのある味わいで、長い余韻が あります。 (\3800) +-------------------------------------------------------------- | 2 | 曽根のちょっといい話 +-------------------------------------------------------------- ■ヒュー・ジョンソンの番組 最近、テレビでもワイン関係の番組を頻繁に放映していますが、倶 楽部通信会員の皆様に、是非お勧めしたい番組があります。それは 現在NHK教育で毎週金曜日の午後10時から、放映されている、「 ワイン歴史紀行」です。既に2回目まで放映されてしまいましたが 非常に内容の濃い番組ですので、是非ご覧下さい。出演するのはイ ギリス人のワイン評論家で、世界的にも有名なヒュー・ジョンソン です。内容は彼が世界各地のワイン産地へ赴き、その地方のワイン 造りの、歴史を紹介するというもの。ワイン自体を紹介する番組は よくありますが、特定のものに捕らわれず、民族のこととか、宗教 のことも、交えながらワイン文化をひもといていくというスタイル は、なかなか見応えがあります。今週は3回目で、ブルゴーニュに ついて行われます。私もブルゴーニュワインを飲みながらのんびり みる予定です。 +-------------------------------------------------------------- | 3 | 曽根おすすめワイン +-------------------------------------------------------------- ■サンジョヴェーゼ'97 ラ カライア (Sangiovese '97 La Carria) イタリア ウンブルア州 今月号のヴィノテークP.26〜P.27で紹介されている、リッカルド・ コタレッラのワイン。コタレッラは中部イタリアのウンブリア、ラ ッチオ両州のワイン造りを指導している、エノロジスト(醸造家) です。このサンジョヴェーゼ(赤ワイン用葡萄の品種名)も彼の手 によるものです。この品種の持ち味である、紫がかった深いルビー カラー、凝縮した赤い果実の香り、非常に滑らかなタンニンをもつ 美味しい赤ワインです。トマトソースのパスタなどと良く合います。 (\1800) +-------------------------------------------------------------- | 4 | 質問コーナー +-------------------------------------------------------------- ■「無添加ワインて何?」とか「酸化防止剤」のことについて質問が ありました。 □無添加ワインというのは、酸化防止剤が入っていないワインのこと です。国産メーカーのワインによく見かけられます。それでは、酸 化防止剤とは、何でしょう?これは、亜硫酸塩と呼ばれるもので、 基本的にワイン醸造には、欠かせない物です。葡萄の果汁は非常に 酸化されやすく、葡萄から搾り出した時点からどんどん酸化されて しまいます。そのため通常の製造法では葡萄を潰す時点から酸化防 止剤を添加します。また搾った果汁を清澄させるのに便利だったり ワイン酵母には無害で、他の雑酵母には殺菌効果もあります。また もちろん、出来上がったワインが酸化するのも防ぎます。無添加の ワインはこれを使わないのですから、果汁を搾る時点からなるべく 酸素に触れないような設備が必要になります。また、瓶詰めしたも のの空間の部分に窒素を充填する設備なども必要になります。出来 上がったワインは酸化されやすいですから、一度あけたら、酸化防 止剤が入ったワインよりも、味の変化も早いはずです。ただ、甲州 種の白ワインは無添加にすると、独特のエグミが抑えられるという 話も聞いたことがあります。また「無添加」というと、全く自然で 体に良い様な印象を与えます。そのため、各メーカーで生産されて いるようです。亜硫酸塩というといかにも体に悪いような印象があ りますが、実際の所、ワイン中の亜硫酸塩が体に悪影響を与えるよ うになるまで飲もうとすると、先にアル中になってしまうほど飲む 必要があるそうです。ですから「無添加」でないワインも体に何の 影響も与えないといってもなんら問題ないでしょう。どうぞ、ご安 心下さい。 +-------------------------------------------------------------- | 5 | フランスワイン講座 +-------------------------------------------------------------- ■第10回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(6)コート・ド・ボーヌ1〜 ●コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)はコート・ドール(Cote d'Or) 地区の南側に位置します。地域としては白、赤を産出します。赤ワ インで有名な、コート・ド・ニュイに対して、こちらの地区ではモ ンラッシェや、コルトン・シャルルマーニュなど極上の白ワインの 産地として有名です。また赤も、コルトン、ポマール、ヴォルネイ など高品質の赤ワインも産出されています。北から順に村名AC毎に 説明します。 ○ラドワ・セリニー(Ladoix-Serrigny) 赤、白を産出しています。生産量のほとんどがお隣の、アロース・ コルトンのグラン・クリュ、プルミエ・クリュに格付けされている ためラドワ・セリニーの名前でワインを出すことはほとんどありま せん。 ○アロース・コルトン(Aloxe-Corton) 赤、白を産出しており、ラドワ・セリニー、ペルナン・ベルジュレ スの各村と共有する特級畑があります。 コルトン(Corton 赤、白)、コルトン・シャルルマーニュ(Corton- Carlemagne 白)、シャルルマーニュ(Charlemagne 白)。また、コル トンの赤は、21の畑からなっており、各々の畑名を以下のように、 コルトンの後に続けて表記する事が出来ます。 コルトン・レ・ブレッサンド(Corton Les Bressandes)、コルトン・ レ・ルナルド(Corton Les Renardes)など。 ○ペルナン・ベルジュレス(Pernand-Vergelesses) 赤、白を産出しています。前述の特級畑、コルトンとコルトン・シ ャルルマーニュの一部があります。 ○サヴィニー・レ・ボーヌ(Savigny-les-Beaune) 赤とごくわずかな白があります。土壌の質がアロース側とボーヌ側 で異なり、前者が力強く、後者はそれよりは軽めのタイプになって います。前者の代表的な畑はオー・ゲット(Aux Guettes)、レ・ラ ヴィエール(Les Lavieres)など、後者はレ・マルコネ(Les Marconn ets)、レ・ジャロン(Les Jarrons)などがあります。 ○ボーヌ(Beaune) コート・ド・ボーヌで最も生産量の多いAOCで、赤と少量の白があり ます。特級畑はありませんが、一級畑に評判の良いものが多くあり ます。例として、レ・グレーヴ(Les Greves)、レ・ブレッサンド (Les Bressandes)、などがあげられます。 ○ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey les Beaune) 赤と白が生産されています。特級、一級の畑はありません。 ○ポマール(Pommard) 赤を生産するAOCで、コート・ド・ボーヌの中では、力強く、寿命 の長いワインであるといわれています。いくつかの著名な一級畑が ありますので、以下にあげます。レ・リュジアン(Les Rugiens)、 レ・グラン・ゼプノ(Les Grands Epenots)。 ○ヴォルネ(Volnay) この村のAOCは全て赤で、ポマールとは逆に早熟なタイプとして、 人気があります。著名な一級畑はレ・カイユレ(Les Caillerets)、 アン・シャンパン(En Champans)。 ○モンテリー(Monthelie) 赤、白がつくられていますが、ほとんどが赤ワインです。ヴォルネ ーに似ていて、価格が比較的手頃なお買い得ワインです。 ※前回のワイン講座のヴォーヌ・ロマネの特級畑にラ・グラン・リュ ー(La Grand'Rue)が抜けていました。申し訳ありませんでした。 (今回はここまでで、残りのコート・ド・ボーヌの村は次回に) +-------------------------------------------------------------- | 6 | 葡萄酒倶楽部からのお知らせ +-------------------------------------------------------------- ■発行が遅れてすいません!夏の疲れか、ここのところばて気味でし た。また、号外のプリムール予約多数ご注文頂き、誠にありがとう ございます。皆様ご注文のワインが全て入荷出来るよう、まだご注 文されてない方は、ぜひご予約を!〆切は11月末日です。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ワインに関するご質問、レポートお待ちしています! 都道府県名 お名前(ニックネーム可) もご記入ください。 都道府県名 お名前(ニックネーム可)と記事の内容は、葡萄酒倶楽部 通信、およびホームページでのバックナンバーに掲載されます。あら かじめご了承ください。 お送りいただいた方の中から抽選で毎月1名に最新式ソムリエナイフ を差し上げます。 --------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) 購読の解除は、http://www.tetto.com/sone/で行えます。 バックナンバーも、http://www.tetto.com/sone/で入手できます。 --------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 発行: 葡萄酒倶楽部店主 曽根克則 (ワイン&リカーズSONE) E-Mail sonevin@mail.chabashira.co.jp 葡萄酒倶楽部 http://www.tetto.com/sone/ 静岡県藤枝市駅前2丁目14−23 TEL 054-641-1030 FAX 054-644-3881