■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ 「葡萄酒倶楽部通信」 6th ボトル 1998.8.4発行部数646部 □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ +---6thボトル 目次------------------------------------------- | 1.新着ワイン | ■アッケルマン・ローレンス カベルネ・ロゼ | 2.曽根のちょっといい話 | ■十勝ワインの友人から・・・ | 3.曽根おすすめワイン | ■ブルゴーニュ・アリゴテ・ド・ブーズロン | 4.質問コーナー | ■アイスワインとは? | 5.フランスワイン講座 | ■第5回:フランスのワイン産地を知ろう | 〜ブルゴーニュワイン(2)産地の概要〜 | 6.葡萄酒倶楽部からのお知らせ | ■もうしばらくお待ちを・・・ +------------------------------------------------------------ +------------------------------------------------------------ | 1 | 新着ワイン +------------------------------------------------------------ ■アッケルマン・ローレンス カベルネ・ロゼ(ヴァンドペイ) フランスはロワール地方のヴァンドペイ。この地方のカベルネはカ ベルネ・ソーヴィニヨンでなくカベルネフランです。甘口のロゼダ ンジュが有名ですが、このワインは辛口、やや濃いめのロゼ色で、 香りはフレッシュな花のはつらつとした感じ、この地方のワインら しいキリッとした酸味を持っていますが決して酸っぱくはなく、そ の酸がこのワインにちょうど良いヴォリュームを与えています。な かなか美味しい楽しめるワインです。そこそこボディーがあります のでいろんな料理との相性も良いでしょう。カリフォルニアワイン ばりのしゃれたボトルに詰められており、ホームパーティーなどの 手みやげがわりにもピッタリです。 (\1300) +------------------------------------------------------------ | 2 | 曽根のちょっといい話 +------------------------------------------------------------ ■十勝ワインの友人から・・・ 先日、十勝ワイン(北海道・池田町)でワイン造りに携わっている友 人(大学時代からの)から、はがきが届きました。内容は「かねてか ら念願であったオーストラリアへの永住ビザがとれました。9月に 向こうへ渡る予定です。これからも葡萄づくりワインづくりに全力 で取り組む所存ですのでよろしくお願いします。」とのこと。何て 素晴らしい事でしょう。私もいつかはそんな暮らしがしたいもので す。早速メールで「いつか遊びにいくからね!」と返事を書きまし た。そういえば、何年か前にワイン関係の学会で十勝に行ったとき は彼のアパートに泊めてもらったことを思い出しました。というわ けで今回は十勝ワインを訪問したとき印象に残ったことを書きます。 日本でも一番寒い地方の一つの十勝地方では、葡萄栽培もその地な らではの工夫がみられました。葡萄の樹の仕立て方ですが、一見ヨ ーロッパと同じ、垣根式栽培。山梨では未だにほとんどが日本独自 の棚式栽培ですから、垣根式が一面に広がる姿はあたかもヨーロッ パのワイン産地をみているかのようで感動的でした。そして先ほど 一見と書いたのには訳があります。冬になるとこの地方の寒さでは 葡萄の樹は凍り付き、痛んでしまいます。そこでこの凍害を防ぐた めに独特のやり方がされています。な、なんと、冬の間葡萄の樹を 土の中に埋めてしまうのです。どのようにするかというと垣根式栽 培の場合、支柱を立てそれに針金を縛ります。葡萄のツルはその針 金に沿ってのびていきます。そして収穫が終わったあと選定をし、 針金をはずすと、樹が横たわるようにあらあかじめ斜めに植えてあ るのです。その横になった樹に両側からトラクターで土をかけその 土で保温をして、冬を越すのです。同じ時に訪れたラベンダーで有 名な富良野では、同じように仕立ててあるのですが樹は横に寝かす だけで土はかけません。なぜか・・?そこに雪が降るのです。樹の 上に雪が降り積もり、その雪で保温をするのです。十勝にはあまり 雪が降らないため、土をかけるんだそうです。ウーン、寒い地域な らではの工夫ですね。さーて、今夜は彼の門出を祝って、北海道の ケルナーで乾杯しますか。でもでもオーストラリアのリンデマンの シャルドネも捨てがたーい! +------------------------------------------------------------ | 3 | 曽根おすすめワイン +------------------------------------------------------------ ■ブルゴーニュ・アリゴテ・ド・ブーズロン(AエPドヴィレ−ヌ) Bourgogne Aligote de Bouzeron A.etP de Villaine 前回の通信でアリゴテのところで紹介したワイン。アリゴテに独特 の酸味はなく、フルーティーでコクがある楽しめるワイン。この品 種の特徴を最大限引き出すために以下のような工夫がされています。 高品質な葡萄を収穫するために房落としを実施。香りを引き出すた めにしぼった果汁に葡萄の果皮をつけ込み、コクをのせるためにき れいなオリの上に半年間寝かせます。さすがにロマネコンティの共 同経営者が細かな心遣いがこのワインに充分表現されています。 これでこの価格はお買得といえます。 (\2000) +------------------------------------------------------------ | 4 | 質問コーナー +------------------------------------------------------------ ○質問です。カナダにホームステイ中の彼女からのメールで、カナダ にアイスワインが名物?としてあるそう。 このアツイ夏にピッタリ!ではないか!と思ったんですが、品質の 問題で買ってこないとか・・ちくしょう! ◎そうです。カナダのアイスワインはとても有名です。以前弟が買っ てきたことがあります。なかなか美味しいワインでした。 ○ところで、アイスワインって何ですか? 5thボトルでも出てましたけど・・・ ◎アイスワインというのは文字通り凍った葡萄をしぼって果汁をとっ て、その果汁を原料に造るワインです。完熟した葡萄を収穫しない で、樹の上で凍るほど冷え込むまでまって、凍ったところで収穫し 溶ける前にしぼります。このとき葡萄の果汁の中の水分だけが先に 凍っていますのでとれた果汁の濃度は非常に高い物になるわけです。 ですから出来上がったワインはとろりとしたごく甘口のワインにな ります。余談ですが、貴腐ワインは、完熟した葡萄に貴腐菌(ある 種のカビ)がついて、葡萄の実の皮に細かい穴をあけ、その穴から 水分が蒸発することにより、濃度の高い果汁が出来ます。またまる き葡萄酒で行っている方法は、甲州種果汁を逆浸透膜を使って、果 汁から水のみを抽出し濃い果汁を得ています。いづれも果汁の収量 が減るので、コストが高くなり出来上がったワインも高価な物にな ります。 +------------------------------------------------------------ | 5 | フランスワイン講座 +------------------------------------------------------------ ■第6回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(2)産地の概要〜 ●ブルゴーニュ地方はフランス東部の内陸地方にあります。大きく分 けて以下の五つの地区があります。(北から順にあげます。) シャブリ、コート・ドール、コート・シャロネーズ、マコネ、ボジ ョレーです。今回はこの五つの地区の特徴を大まかに書きたいと思 います。 ☆シャブリ(Chablis) ブルゴーニュ地方の一番北に位置し、辛口白ワインの代名詞として 知られる地域。キンメリジャンと呼ばれる石灰質の土壌とシャルド ネ種の組み合わせにより、独特の風味(ミネラル分を多く感じる) をもったキレの良い辛口白ワインが生産されています。 ☆コート・ドール(Cotes d'Or) コート・ド・ニュイ(Cote de Nuits)、コート・ド・ボーヌ(Co te de Beaune)からなる、ブルゴーニュきっての銘醸地。コート・ ド・ニュイにはかの有名なロマネコンティ(Romanne-Conti)に代 表されるような赤の超銘醸が多く、コート・ド・ボーヌにはモン ラッシェ(Montrachet)の様な白の超銘醸が多くあります。 ☆コート・ シャロネーズ(Cote Calonnaise) ずば抜けたワインは生産されていないが、赤、白ともブルゴーニュ らしい高品質のワインがあります。 ☆マコネ(Maconnais) 白、赤のどちらも生産しています。赤は口当たりがよく果実の風味 にも富む若飲みのワイン。白はボディもあり、辛口でフレッシュな 魅力的なワインです。この地区の白の上級品にプイィ・フュッセ(P oilly-Fuisse)があります。 ☆ボジョレー(Beaujolais) わずかながら白も生産されていますが、有名なのはガメイ種から造 られるフレッシュでフルーティー、そしてライトな味わいの赤ワイ ン。ただし北部の村名ACをもつ地域ではコクのあるものも生産され ています。毎年11月の第3木曜に解禁になるボジョレー・ヌーヴォ ーは、赤ワインを初めて飲む人にぴったりの飲みやすいワインです。 ○このコーナーへの質問お待ちしています。難解なところがありまし たらじゃんじゃん質問してください。 +------------------------------------------------------------ | 6 | 葡萄酒倶楽部からのお知らせ +------------------------------------------------------------ ■現在リスト中のワイン(特にボルドーワイン)に完売品が多くなっ ています。この暑い時期に大量のワインを動かすことはリスクも大 きいので仕入れを若干控えています。もう少し涼しくなりましたら 各種入荷する予定ですのでしばらくお待ちください。残念ながら特 にボルドーワインはかなり値段が高騰してしまいそうです。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ワインに関するご質問、レポートお待ちしています! 都道府県名 お名前(ニックネーム可) もご記入ください。 都道府県名 お名前(ニックネーム可)と記事の内容は、葡萄酒倶楽部 通信、およびホームページでのバックナンバーに掲載されます。あら かじめご了承ください。 お送りいただいた方の中から抽選で毎月1名に最新式ソムリエナイフ を差し上げます。 ------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) 購読の解除は、http://www.tetto.com/sone/で行えます。 ------------------------------------------------------------- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 発行: 葡萄酒倶楽部店主 曽根克則 (ワイン&リカーズSONE) E-Mail sonevin@mail.chabashira.co.jp 葡萄酒倶楽部 http://www.tetto.com/sone/ 静岡県藤枝市駅前2丁目14−23 TEL 054-641-1030 FAX 054-644-3881