■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □ 「葡萄酒倶楽部通信」 5th ボトル 1998.7.21 □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ +---5thボトル 目次------------------------------------------ | 1.新着ワイン | ■ドメーヌ・ド・トリエンヌ シラー | 2.曽根のちょっといい話 | ■シューベルト家訪問 | 3.曽根おすすめワイン | ■イスラデマイポ ソーヴィニヨンブラン | 4.質問コーナー | ■シャンパンとスパークリングワイン | 5.フランスワイン講座 | ■第5回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(1)葡萄の品種〜 | 6.葡萄酒倶楽部からのお知らせ | ■ボジョレーヌーボー +------------------------------------------------------------- +------------------------------------------------------------- | 1 | 新着ワイン +------------------------------------------------------------- ■ドメーヌ・ド・トリエンヌ シラー'95 (ヴァンドペイ) 話題のワイン入荷しました。”ドメーヌ・ド・トリエンヌ”これは かのブルゴーニュの名門、ドメーヌ・ド・ラ ロマネコンティとドメ ーヌ デュジャックが共同経営しているドメーヌです。1990年に南仏 プロヴァンス地方に畑を買い、95年から葡萄を収穫しています。 出来る限り自然に近い葡萄栽培を心がけ、熟成に使用する樽はデュ ジャックやDRCの古樽を使用しています。今回シラー(南仏ロー ヌの主要赤品種)を入荷しました。中程度の濃さのルビーカラー、 香りは上品で控えめ、まだ樹が若いためか、品種の香りより土壌の 香りが前面にでた印象。味はフルーティーで中程度のコクがありま す。 (\2000) +------------------------------------------------------------- | 2 | 曽根のちょっといい話 +------------------------------------------------------------- ■シューベルト家訪問 葡萄酒倶楽部の新着にドイツはルーヴァー地方のシューベルト家の ワインを紹介しました。その中の写真は、私が95年に現地へ赴い たときのものです。今回はその時の話をしたいと思います。 当時、私は勝沼のまるき葡萄酒で働いており、山梨県のワイン酒造 組合の研修旅行でドイツ、フランスを訪問しました。ラベルに印刷 されているとおりの屋敷があります。その屋敷と道を挟んで向側に 小高い山(丘)がありその南東向きの斜面一面が葡萄畑になってい ます。写真にあるのはその麓の門です。その斜面を見渡す場所に立 ってみるとその日当たりの良さと、微妙な傾斜が感じられ、これが 銘醸ワインを生み出す条件のひとつなんだなー、と感心しました。 さて、屋敷の方に通されると、何かアクシデントが起こった模様。 なんと、野生の子鹿が畑の針金に引っかかっているのを保護したと のこと、「今から、保護局につれていきますからしばしお待ちを」 ウーン、自然を大事にする姿勢が前面に出ていて、なんかほっとす る気分でした。はてさて屋敷の地下にはローマ時代に掘られたとい うセラー。並んでいるのは、フューダーと呼ばれるこの地方独特の 1000g容の大樽。ここでワインは熟成され、酸がある程度まる くなってから瓶詰めされます。フランスのワインと違って、樽の風 味をつけるのではなく、酸を穏やかにするための熟成ですから、壊 れない限り、新樽は使わないそうです。またグラスライニングのタ ンクもありましたが、これはあまり高級でないワインの熟成に使う そうで、フューダーの方がより好ましく熟成するそうです。 いよいよ屋敷の応接間に招かれての試飲です。8アイテムの試飲ワ イン中、最初の4アイテムはトロッケン(辛口)で、オーナーがい うには食事との相性を念頭におき辛口のワインも生産しているとの ことでした。特に印象に残ったワインは、’89のヘレンベルグの シュペートレーゼのトロッケン。熟成したマイルドな酸により、し っかりしたボディーをもち、ピーチの香りが顕著に感じられる、上 品なあじわいでした。 +------------------------------------------------------------- | 3 | 曽根おすすめワイン +------------------------------------------------------------- ■イスラマイポ ソーヴィニヨンブラン チリ産のソーヴィニヨンブランです。やや濃く感じられる、黄色が 葡萄が良く成熟していたことを感じさせます。香りはこの品種独特 のハーヴ香、チリのソーヴィニヨンは普通もっとトロピカルフルー ツの香りを感じる物が多いのですが、これは正統派の香りです。味 は中程度のコクがあり、酸は柔らかくふくよかで飲みやすい印象。 蒸し暑い夜にキリッと冷やして飲むのにピッタリのワインです。 ちなみに、97年のフランスのインターナショナル・ワイン・チャ レンジで銀賞を獲得しています。またチリワインには珍しくハーフ ボトルも入荷しましたので、レストラン、洋食屋さんなどの業務用 としてもお使いいただけます。(同じメーカーのカベルネ(赤)も 同じ価格でフル、ハーフ揃っています。750ml \1100 375ml \680) +------------------------------------------------------------- | 4 | 質問コーナー +------------------------------------------------------------- ■シャンパンとスパークリングワイン ◎シャンパンとスパークリングワインはどう違うのですか? 教えてください。 ●ワインにはいろいろな分け方がありますが、その一つに発泡する物 としない物に分けることができます。前者をスパークリングワイン 後者をスティルワインといいます。ですから発泡する物は全てスパ ークリングワインですので、シャンパンはスパークリングワインの 一種ということになります。 シャンパンはフランスはシャンパーニュ地方で生産されるスパーク リングワインでシャンパン製法と呼ばれる独特の方法で造られます。 簡単にいうと出来上がった普通のワインを瓶に詰め、その瓶の中で もう一度発酵させます。ワインの場合発酵というのは酵母という微 生物が当分を食べ、アルコールと炭酸ガスをだすことで、シャンパ ンは瓶のなかでこれを行うことにより、発生した炭酸ガスをワイン の中に閉じこめて発泡性にしているのです。ですからきめ細かい泡 が長時間出続けるのです。これと同じ作り方をしているものに、ド イツのゼクトやスペインのカヴァがあります。甘口のスパークリン グとして人気のあるイタリアのアスティスプマンテは二回目の発酵 をタンクの中で行ってから瓶詰めした物です。そのほか、炭酸ジュ ースのように、出来上がったワインに瓶詰め時にガスを吹き込む方 法もあります。泡のキメの細かさなどを考えるとやはりシャンパン 製法のものが一枚上をいくと思います。但し行程に手間がかかる分 シャンパンは高価ですが・・・・。 +------------------------------------------------------------- | 5 | フランスワイン講座 +------------------------------------------------------------- ■第5回:フランスのワイン産地を知ろう 〜ブルゴーニュワイン(1)葡萄の品種〜 前回まででボルドーワインの大まかなところの説明が終わりました ので、今回はブルゴーニュのワインにふれたいと思います。 ブルゴーニュのワインはボルドーとくらべていろいろと違うところ がありますが、葡萄の品種については大きく二つの異なる点があり ます。品種の違いと、ブレンドの違いです。ボルドーでは複数の品 種を栽培し、それをブレンドしてワインを仕上げるのに対して、ブ ルゴーニュの場合は、単一品種を栽培し、それのみでワインを造る のが一般的です。(両方とも例外はありますが・・・) ○ボルドー 品種:赤 カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルロー、 マルベック、プティヴェルドなど 白 セミヨン、ソーヴィニヨンブラン、ムスカデルなど ○ブルゴーニュ 品種:赤 ピノノアール ガメイ 白 シャルドネ アリゴテ ☆ピノノアール ボジョレー地区以外のブルゴーニュの赤ワインはほとんどこの品種 で造られています。造り手によって様々ですが、総じて若い頃には フランボワーズやストロベリーなどの赤い果実の香りがあり、熟成 すると独特の動物的な香りが感じられます。ボルドータイプの赤ワ インを飲みつけている人には、この熟成した感じはかなり違和感が あるようで、お客様の中にはワインが痛んでいるとクレームをつけ られて方もいらっしゃいました。 ☆ガメイ ボジョレー地方で栽培されている品種で、紫がかった赤色、花の様 な香りを持つ、軽快で飲みやすいタイプの赤ワインになります。た だしボジョレー地区の北部の、村名をラベルに表記できる村からは (ムーランナヴァン、フルーリーなど)花崗岩質の土壌より中程度 のコクをもつ魅力的な赤ワインが生み出されています。 ☆シャルドネ ブルゴーニュの白ワインはほとんどがこの品種から造られています。 土壌や気候によって出来上がるワインにバリエーションがかなりで ます。たとえば、北部のシャブリでは独特のキンメリッジ土壌より ミネラル分が強く感じられるシャープでキレのよいワインが出来ま すし、モンラッシェなどの様なフルボディーで力強い物も生み出さ れています。ブルゴーニュの村名の場合、大抵樽で熟成させその風 味が顕著に感じられる物が多いです。またカリフォルニア、オース トラリア、チリ、アルゼンチンなどでも盛んに栽培されています。 ☆アリゴテ シャルドネの補助的品種でキレの良い酸を多く持ちます。コート ド シャロネーズのブーズロンではこの品種の良さを生かしたワインを ロマネコンティの共同所有者、ヴィレンヌが造っていて、近年評価 を高めています。(初心者ワインに載ってます。) ○このコーナーへの質問お待ちしています。難解なところがありまし たらじゃんじゃん質問してください。 +------------------------------------------------------------- | 6 | 葡萄酒倶楽部からのお知らせ +------------------------------------------------------------- ■まもなくボジョレーヌーボーの予約を開始する予定です。今年は円 安の影響で昨年よりは若干高くなりそうです。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ワインに関するご質問、レポートお待ちしています! 都道府県名 お名前(ニックネーム可) もご記入ください。 都道府県名 お名前(ニックネーム可)と記事の内容は、葡萄酒倶楽部 通信、およびホームページでのバックナンバーに掲載されます。あら かじめご了承ください。 お送りいただいた方の中から抽選で毎月1名に最新式ソムリエナイフ を差し上げます。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 発行: 葡萄酒倶楽部店主 曽根克則 (ワイン&リカーズSONE) E-Mail sonevin@mail.chabashira.co.jp 葡萄酒倶楽部 http://www.tetto.com/sone/ 静岡県藤枝市駅前2丁目14−23 TEL 054-641-1030 FAX 054-644-3881